Be Yourself. Be different.

英語プレゼンコーチ竹田綾夏が英語学習、プレゼンについて書いています。時々ダイバーシティーについて。

ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法

お知らせ 6月3日セミナーと「美顔発音塾」

 6月3日(日)セミナー「チャーチルの英語で話す自信をアップする」、残席が少なくなっております。

今回は、5月末発売予定の電子書籍に収録する「美顔発音塾」をお試しいただけます。

効果:英語の発音力アップ・血色アップ・リフトアップ

そんな「おまけ」もご用意しています。


セミナーご参加の方は、ぜひ鏡をご用意下さい。
(もちろん真面目にチャーチルの英語も勉強しますよ!)

 

「美顔発音塾」は女性はもちろん、ジェンダーフリーです。
性別、年齢、英語のレベルに関係なく、すぐにお試し可能。
どなたでも、いきいきしたお顔になれます。

お申込みはこちらから

 

新刊『ストレッチ』ブックレビュー

さて、今回は海と月社新刊『ストレッチ 少ないリソーシで思わぬ成果を出す方法』から考えてみました。

ストレッチといっても、運動ではありません。

 「人材」「資金」「ツール」が不足していても、逆手に取るアプローチです。

ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法

ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法

  • 作者: スコット・ソネンシェイン,Scott Sonenshein,三木俊哉
  • 出版社/メーカー: 海と月社
  • 発売日: 2018/04/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

ドットコムバブルの失敗から学ぶ

著者スコット・ソネンシェインさんは、かつてシリコンバレーでドットコムバブル(1990年代後半から2000年代前半にかけてのIT景気)を経験。

 スタートアップ企業「ビビデンス」からオファーを来たときのこと。

シリコンバレーに)到着すると、ビビデンスはは全力を挙げて口説きにかかった。優れたベンチャーキャピタルがバックにつき、資金も豊富だから成功しないわけがない。活気に満ちた成長企業で、毎週のように新しいスタッフが入社する。休憩室にはたっぷりの軽食が常備され、毎晩、無料の夕食サービスがある。入社すれば私は自分のチームを任され、立派な肩書をもらい、うまくいけば大金持ちになれる(p.9)

 

あれから10年以上たちますが、こんな状況今でもあるような…

 

案の定、そんな幻想は打ち砕かれ、同社は何千万ドルもの資金をあっという間に使い果たす。

「超一流のベンチャーキャピタルが5000万ドル(約50億円)以上も出資する優良スタートアップ」から「社員が採用されては解雇される潰れかけの会社」に転落した(p.10)

そしてドットバブル崩壊、2001年の9・11が追い打ちをかけた。会社の命運については言うまでもない。

 

著者はこの経験から、出世や利益も大事だが、 有意義で満足のいく暮らしを送ること、持続可能な会社を作ることの重要性を学び、コンサルタントとして活躍しています。

 

少ないリソースを生かす

彼の問いは3つ

  • わずかな努力で成功を収める人や組織がある一方、たくさん努力しても失敗する人や組織があるのはなぜか?
  • われわれはなぜ、自分にないものを追い求めようとするのか?
  • すでに持っているものを使って、もっと業績のよい組織、やりがいのある仕事、充実した人生を実現することはできないのか?

この本では、いわゆる「リソースフルネス」(困難な状況下で臨機応変に解決策を見出す能力)研究から、能力を最大限に発揮する方法を書いています。

 

手持ちのリソースで仕事や暮らしをもっと充実させることができる、

というのがうれいいですね。

 

人生100年ライフシフトという言葉を聞いて久しいですが、人生の転換点でリソースをふんだんに持っている人のほうが少ないかと思います。

また、独立起業を目指す場合も、小さく始めるのが鉄則です。

 

ベンチャー企業であっても、過大な初期投資は前述のビビデンスのような結末につながりかねません。

成長、拡大を掲げるのは常道とはいえ、日本でも一部の過度な成長志向のビジネスが問題を起こしています。

むしろ、制約があるからこそ逆手に取る、という発想の会社のほうが、手堅い経営をしていることも。

 

企業経営には様々な要因があるかと思いますが、リソースが限られている場合は、無理をするな、頭を使えという教えです。

 

チェイサーになるな

チェイサーといってもお酒を飲むときの水ではありません。

チェイシングとは、他人が持っているものをうらやましがり、リソースを欲して夢中になること。

いわゆる「隣の芝生は青い」と羨む状態で、芝生を維持するのに多くのリソースを投入する状態。

 

著者のいるアメリカだと、大きな家と美しい庭は成功の象徴です。

つまり、人の幸福や成功に関わる領域のこと。

これが人の不幸を呼び、達成感を損ねてしまうのです。

人と比較すると不幸になる、とはよく言われますが、まさにそれ。

余剰資金があれば、見栄のためにじゃんじゃんお金を使う人や会社は珍しくありません。

詳細は本書を読んでいただきたいですが、

 

他人の所有物をうらやまず、自分の持つ資産を最大限生かす

 

これがストレッチ発想です。

 

本当は、自分の芝生も青い

第二章の最後に、こんな指摘がありました。

隣の芝生を遠くから眺めると、その角度によって青々とした芝生だという錯覚が生まれる。でも本当は、自分の芝生も同じくらい青々としていることが多いのだ。

(テッド・スタインバーグ教授)

真のリソースフルな状態になるには、「隣の芝生は青い」という、つい陥りがちな考え方を脱することが大切なのです。

 

制約を逆手に取る方法、部外者の視点を入れる、など、具体的方法はぜひ本書で。

最後には12の「ストレッチ強化トレーニング」も付いています。

 

私も少しずつ取り入れて、「豊富なリソース=優れた成果」という考え方を変えて行きたいと思います。