Be Yourself. Be different.

英語プレゼンコーチ竹田綾夏が英語学習、プレゼンについて書いています。時々ダイバーシティーについて。

エシカルとマララさん英語スピーチの話

 

4月下旬開催の、世界女性サミット(Global Summit of WomenGlobal Summit of Women、以下GSW)シドニー大会。

今年のテーマ「シェアリングエコノミー」について話し合うイベントに参加しました。

はるばる九州からご参加の方も。

 

GSWは「女性のダボス」と呼ばれる国際会議で、昨年東京大会には世界各国から約1,600名が参加。

私は事務局の翻訳・通訳サポート、英語ファシリテーターを勤めさせていただきました。

一年が過ぎるのは早いものです。

エシカルから考える「シェアリングエコノミー」

残念ながら今年は参加できないのですが、参加予定の方、テーマに関心のある方とお話しました。

会場は日本橋にある、エシカルな商品を扱うエシカルペイフォワード。

(お店を3周してから、ペルーのブランド「Maite」ベビーアルパカのシロクマをお迎え。優柔不断です)

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ethical-payfoward.jp

エシカルの定義は広いですが、もともとは英語のethical(倫理的)。

商品の原材料や生産に関わる人たちはもちろん、製造、流通、販売などの過程で、環境

に大きな負荷を与えない、特定の人や社会から搾取しない、という意味です。

 

大手コーヒーチェーンなどで「フェアトレードコーヒー」という言葉を聞いたことはありますか。

コーヒーや砂糖、バナナ、コットンなどの生産過程で引き起こされる環境問題(農薬の過剰散布による健康被害残留農薬)、労働問題(小規模生産者に対する買い叩き)などが問題となっています。

そのような問題を、私達消費者、生活者の行動により変えることが、エシカルな消費です。

(ちなみに、十数年前にアメリカで社会学、特に環境運動やNPOを専門として学んでおりました。いまだに当時の学びが生きていることを感じます)

 

イベントでは、お店のコンセプトの「エシカル」から出発し、シェアリングエコノミーの世代間の認識の差、国による消費行動の違い、今後の発展可能性などについて、広く語り合いました。

英語とエシカルをつなぐ

さらに、今週末はNPOの内部イベントで、マララ・ユスフザイさんの国連演説から英語と話し方を学ぶ会を主催。

レシテーション(朗唱)と呼ばれる、英語や人前で話す力を鍛える英語学習法です。

 

女性への教育を禁じ、学校の襲撃や教師の殺害を繰り返した武装勢力タリバン

女性、子供への教育の権利を訴えたマララさんが銃撃により瀕死の重傷を負いました。

そこから生還し、現在はオックスフォード大学の学生としてイギリスに在住。

16歳で女性と子供の権利に関する国連演説をし、喝采を浴びました。

 

彼女は英語ノンネイティブですが、完璧な英語でなくても、聴衆の心を動かす素晴らしいスピーチでした。

このスピーチ"Not to Be Silenced"の最後の一節

Let us pick up our books and our pens.

本とペンを手に取りましょう。

They are the most powerful weapons.

それらは私たちの最も強力な武器です。

One child, one teacher, one book and one pen can change the world.

ひとりの教師、ひとりの教師、一冊の本、一本のペンが世界を変えうるのです。

を練習。

 

実は、マララさんの故郷、パキスタンのスワート県で、エシカルジュエリーのデザインと生産をされている日本人女性起業家の存在を知りました。

earthrise-j.com

 

お目にかかったことはありませんが、いまだに危険な地域ででたくましく事業をされているそうです。

 

価値を伝え、共有する

エシカルと英語、どこか遠いようですが、つながる項目もあります。

「価値を伝え、共有する」

 

自動翻訳やAIによって英語を学ぶことは不要になるのでしょうか。

機械化がすすんでも、人対人のコミュニケーションは残ります。

言葉は価値を伝え、誰かと共有するためのものです。

思いを直接言葉で伝え、共有する行為が消える日は来ないでしょう。

英語のスピーチを学び、学ぶ会を開く理由はそこにあります。

 

同じことは、エシカルな商品を売るお店にも言えます。

ネットショップが普及しても、エシカルな商品であるか、という正確な情報はなかなか手に入りません。

お店では、ホームページだけではわからない商品の価値を受け取ることができます。

 

店長さんの目を通じて、「これはエシカルです」という商品のみが店頭に並びます。

また、直接肌に触れる商品は現物を確認したいものです。

(アルパカのシロクマも、店頭で触って、ふわふわ感がたまらないので購入しました)

特に、商品のエシカルな価値、ストーリーを共有は大切なものです。

 

 

最後になりましたが、エシカルペイフォワードの沼田桜子さん、現在お店番(と呼ぶのもおこがましいのですが)のMiyokoさん、ありがとうございます。